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船底縦通肋骨は特設肋板で固定された梁として扱い、次の算式によって断面係数Zを算出する。

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(4)特設肋板
特設肋板の心距は1.0mを標準とする。船内配置の関係からこの標準心距以上の心距を採ることはできるが、大きな心距を採用するのには慎重に実績を見定めて行い、飛び離れて大きな心距をいきなり採用することは避けたい。
特設肋板は桁板と面材とで構成し、中心線縦桁及び特設横置肋骨と強固に取り付けなければならない。
特設肋板の設計荷重Pは、基準水圧P0に、スラミングによる付加荷重(P1−P0)の2/3が加わった等分布荷重とする。
P=0.0344L−0.0185(kgf/cm2
特設肋板の断面係数Zは、船体中心線縦桁及びチャイン部(又はビルジ部)で固定された梁として計算する。

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特設肋板の桁板の深さは、特設肋板の座屈応力及び勇断応力の許容範囲内になくてはならない。

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